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大東亜帝国 (学校) : ウィキペディア日本語版
大東亜帝国 (学校)[だいとうあていこく]


大東亜帝国(だいとうあていこく)とは、日本の大学群の一つを示す通称である。
在京の準中堅私立総合大学のうち、下記の5校もしくは6校が括られており、大東亜帝国の名称は各大学の漢字表記の頭文字の組み合わせによるものである。
*(大)大東文化大学:東京都板橋区
*(東)東海大学:東京都渋谷区
*(亜)亜細亜大学:東京都武蔵野市
*(帝)帝京大学:東京都板橋区
*(国)国士舘大学:東京都世田谷区、もしくは(國)國學院大学:東京都渋谷区
== 由来と定義 ==
1980年代に登場した用語であるが、この用語を誰が考え出したのかは明確ではない。当初は大東・亜・帝・国という区切りとなっていて、大東文化大学・亜細亜大学・帝京大学・国士舘大学のみ含まれていた。「間違いだらけの大学選び」の著者である栗本慎一郎は、この4大学をまとめた用語として使用していた。
登場した頃の文献を見ると、当初この大学群に取り込まれた4大学は、いずれも第二次世界大戦後に新制大学としての認可を受け、さらに大学スポーツの分野で全国的に著名であるという共通点を持っていた。また、この用語が登場した時期の予備校やマスメディアの紹介は、大学スポーツで著名であることが記されているケースが多い。
1980年代後半から徐々に東海大学を含める書籍・雑誌が増加し、バブル経済の時期までには大東文化大学・東海大学・亜細亜大学・帝京大学・国士舘大学の5大学を指し示す用語となった。東海大学が含まれた1980年代後半は、大学野球箱根駅伝などで同大学が注目を集め始めていた時期であり、やはりこの時期の予備校やマスメディアの紹介でも、大学スポーツで著名である5大学として紹介されているケースが多い。
その後、1990年代前半から一部の書籍で「国」を「國」に変更して国士舘大学を國學院大学に変更して記載する記述が多く見られていった。現代若者の新語を紹介する言葉の年鑑「現代用語の基礎知識」の1990年版においては、大東文化、東洋、亜細亜、帝京、国学院と説明しており、異説として大正大学、東海大学を含む場合があるとしていた。
また、近年では2006年に週刊新潮〔週刊新潮 2006年3月16日特大号〕、経済誌であるプレジデント〔プレジデント 特集「学歴と給料」 2006年5月15日号〕が、2009年には週刊ダイヤモンド〔週刊ダイヤモンド 大学総力ワイド特集 2009年10月31日号〕が大学総力ワイド特集号において國學院大學と記述するなど、「国」の定義には振幅が見られる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「大東亜帝国 (学校)」の詳細全文を読む



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